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2012年2月15日 (水)

一眼の亀(1)

法華経妙荘厳王品

 「佛に値ふを得難きこと優曇波羅華の如く、又一眼の亀の浮木の穴に値へるが如し」

妙楽大師「法華文句記」

 「経に云く一眼の亀に譬ふるは、事に約すれば祗是れ値ひ難きを譬ふる耳。若し所表を作さば凡そ亀魚の眼は両向之を看る、既に一眼と云ふは見る所正に非ず。生死の海に在て而して又邪見なり。何ぞ佛法の浮木の実諦の孔に値う可けん。」

開目抄

 「法華経の行者あらば必ず三類の怨敵あるべし。三類はすでにあり。法華経の行者は誰なるらん。求めて師とすべし。一眼の亀の浮木に値なるべし。」

法華題目鈔

 「さればこの経に値たてまつる事をば、三千年に一度華さく優曇華、無量無辺劫に一度値ふなる一眼の亀にもたとへたり。大地の上に針を立てて、大梵天王宮より芥子をなぐるに、はりのさきに芥子のつらぬかりたるよりも、法華経の題目にあひたてまつる事はかたし。」

三三蔵祈雨事

 「而に善知識に値事が第一のかたき事なり。されば佛は善知識に値事をば一眼のかめの浮木に入り、梵天よりいとを下を大地のはりのめに入るにたとへ給へり。而に末代悪世には悪知識は大地微塵よりもをほし、善知識は爪上の土よりもすくなし。」

妙法比丘尼御返事

 「法華経に云く、大海の底に亀あり。三千年に一度海上にあがる、栴檀の浮木の穴にゆきあひてやすむべし。而るに此亀一目なるが而も僻目にて西の物を東と見、東の物を西と見る也。末代悪世に生れて法華経竝に南無妙法蓮華経の穴に身を入るる男女にたとへ給へり。」

御義口伝 浮木孔の事

 「孔とは小孔大孔の二之れ有り。小孔とは四十余年の経教なり。大孔とは法華経の題目なり。今日蓮等の類ひ、南無妙法蓮華経と唱へ奉るは大孔なり。一切衆生は一眼の亀なり。栴檀浮木とは法華経なり、生死の大海に妙法蓮華経の大孔ある浮木は法華経に之れ在り云々。」

聖愚問答鈔

 「夫れ人界に生を受くるを天上の絲にたとへ、佛法の視聴は浮木の穴に類せり。」

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